牛丼じゃない方の吉野家《2021,9/5訪問》
夕張グルメといえば、何が思い浮かぶだろう。
「夕張メロン」、「長芋」や「ぱんぢゅう」なんかが有名どころとして出てくるかもしれない。だが個人的には《カレーそば》を推したい。
数年前に夕張を訪れた時は、夕張駅前の「バリー屋台」でも食べることができたが、何故か今はもう提供していないようだった。
・かつてバリー屋台で食べたカレーそば
今は夕張市役所にほど違い本町通りに店を構える《そば処吉野家》でカレーそばを食べることができる。
・カレーそば ¥850
量が多い…!以前食べた時も思ったが、炭鉱の街の名残なのかそれなりに大きなどんぶりに溢れんばかりに盛り付けられている。
・ごはん ¥200 もセットで…!
お品書きの文句に釣られてご飯も注文したが、ご飯も普通にどんぶり一杯分はある。
女将さんの「沢山たべてね〜」がもはやプレッシャーに感じる量だ。
炭鉱の街恐るべし……
さて、肝心なお味だが。しっかりとした出汁にカレーの風味が良い塩梅で調和している。
とてもとろみの強いスープはそばによく絡み、一緒に口にする事で体がよく温まる。とろみのおかげでスープも冷めづらいだろうから、真冬の冷えた体なら尚のことありがたく感じるだろう。
具材の玉ねぎと豚肉もしっかりと存在感があり、量のわりにあまり飽きはこない。
そばが無くなれば、左手はご飯の器に持ち替えてスープをお供にご飯をかき込む。少なくとも「カレーライス」ではなく「カレーそばのスープとご飯が合わさったもの」であるが、これもまたスルスルと胃に入っていた。
気づけば汗だくだが、完食。
このカレーそばを元にした商品がローソンで売られていたりするが、夕張の地で食べるそれとは比べ物にならないな。と感じた。
余談だが、九月五日は「石炭の日」だったらしい。
《そば処 吉野家》
〒068-0403 北海道夕張市本町4丁目54